3分そこそこで完結するポップミュージックで感性を養ったので、
映画のように時間を要するものはあまり得意ではないのですが、 フランシスコッポラと黒沢映画だけは、どんなに長くても大丈夫なんですね。 コッポラはなんといってもゴッドファーザーで、 心の中ではいつもマイケルコルレオーネを気取ってたりします(^^;) パート1と2はわりと気楽に見ちゃうんですが、 パート3はラストシーンが堪らないので、正直ずっと見てないんですよね。 悲劇的な最後にながれる「カヴァレリア・ルスティカーナ」は、 もともと同名オペラの間奏曲ですが、むしろこの映画の、 このシーンのための曲ではと思うくらい、美しく流れるような旋律の曲です。 ゴッドファーザーに入れ込む僕にとってこの曲はいつしか、 ジョンレノンの曲のように気軽に聴くものではなくなりました。 中2の姪っ子は中学では珍しいオーケストラ部でチェロをやってるんですが、 先日コンサートに出るから見に来てといわれ、もちろんと、見に行きました。 ほんと中学生の気楽なコンサートかと思ったら、豊橋の市長さんが挨拶するわ、 ドイツの演奏家や名フィルのマエストロが指揮をするわ、 かなり本格的なので、姪っ子がそんな中にいるのが不思議でした。 シューベルトやベートーベンをほんと上手に演奏して、 それだけで胸いっぱいでしたが、アンコールで演奏したのが カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲。 ほのがゴッドファーザーのラストシーンのあの曲を演奏してるぅ!!! 事前にもらったプログラムにもなかったので(アンコールだからあたり前か)、 ちょっとびっくりしましたが、 その瞬間久しぶりにマイケルコルレオーネになりました(^^;)。 コンサート後姪っ子に会って、そんな話をしましたが、 「あ、そうなの」というそっけない反応... でも「あれ、きれいな曲だよねぇ」とフォローしてくれました。 いつか大人になってもこのエピソードを憶えてくれているとうれしいんですが。 フェイスブックも始めました。
by slow-h
| 2012-08-09 22:49
| 雑記
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