iTunesの続きですが、
ミュージックストアで見つけた 今年一番のマニアックナンバーは、 スミサリーンズの「In A Lonely Place」です。 80年代半ばに当時デビューしたてのスザンヌヴェガが コーラスに参加したりしてちょっと話題になった ニューヨークかロンドンの夜の街を思う浮かばせる 雰囲気のある曲なのですが、 最後部分はアコギのソロフレーズで フェイドアウトしていきます。 学生のときそのフレーズのコピーをしたので 今でもギターでなにげに弾いてしまうのですが、 元歌をずっと聞くことができなくて ずっと気になっていました。 ネットで探しても見つからなかったんですが、 この曲をITMSで探しあてることができたのは とってもうれしかったですね。 もう1曲は、ブライアンウィルソンの「Love&Mercy」 ご存知ビーチボーイズのメンバーというか、 ビーチボーイズのヒット曲をほとんど作っていた人ですね。 天性のメロディメーカーで、 ビートルズのポールマッカートニーは ビーチボーイズ(というかブライアンウィルソン)が、 名盤ペットサウンズを作ったことに触発されて、 あの「サージェントペパーズ」を作ったといわれるくらい、 影響を与えた人でもあります。 ビーチボーイズはアメリカの「毎日陽気に暮らそうぜ」 みたいな軽薄なカルチャーを代表するような音楽と思われてますが、 ブライアンは思慮深い繊細な人で、 「ペットサウンズ」はそんなブライアンの作りたい アルバムに仕上がったのですが、まったく評価されなかったんですね。 それにショックをうけて、その後長い隠遁生活に入ってしまったのです。 そのブライアンが88年にソロアルバムを作って復活したのですが、 その1曲目のナンバーが「Love&Mercy」です。 アルバムバージョンはブライアンらしい 多重コーラスを駆使したアレンジですが、 最近ITMSで見つけたのは、「駄目なぼく」という ブライアンのドキュメント映画のサウンドトラックに入っている アコースティックバージョンの方で、 これがほんと心をうつもので、ほぼ毎日1回は聞いています。 世界に目を向ければ、テロやジェノサイトが繰り返され、 子供たちが巻き込まれるような やりきれないニュースも多かったですね。 そんなつらい時代に生きる中、 この曲は大切な人に贈るのにふさわしいと思います。 “Love And Mercy That's What You Need Tonight So,Love And Mercy To You And Your Friends Tonight” 今年はこれで失礼します。 Brian Wilson/I Just Wasn't Made For These Times
by slow-h
| 2007-12-30 21:55
| 音楽よもやま話
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