家を建てるには何をおいてもどこに建てるかがまず最初です。
最近は農地を宅地に変える、いわゆる農地転用をして家を建てるというケースが多くあります。 とはいえ、その手続きは簡単ではありません。 特にいわゆる青地といわれる、調整区域の農業振興地域にある農地はたいへんです。 もし、建てようかな・・って考えている土地が気になるようでしたら、 どうぞスローハンドへご相談ください。 ぼくの親戚も農家です。祖父が健在だったころは一家総出で田植えをしました。 田植え機もありましたが、苗を田んぼに植える作業がとても楽しかった記憶があります。 楽しかったのですがひとつだけイヤだったことがありました。 足を踏ん張って苗をさしてゆくのですが、 その股のあいだをヘビがにょろにょろと泳いで過ぎていったときはちょっとねえ。 ぼくはヘビが大の苦手で、あれはイヤだった! それ以来どうもヘビ年の女の子とは相性がよくありません。 誰もが思い浮かべる日本の田園風景。 それが明治維新の頃、オランダ人技術者によってもたらされたものということを 最近知りました。 ご存知の通り、オランダは干拓された土地がほとんどです。 そこで培った土木技術はハイレベルだったことはいうまでもありません。 ぼくが興味深いと思うのは、日本人の原風景ともいえる水田のある景色が オランダ人の技術によって造られたということです。 あの用水路の水の流れや風にそよぐ稲穂、蛙の鳴き声・・・。 後世にも受け継いでゆきたいものです。 戦後の日本の国土はアメリカ型で進められてきました。 風景を一変させてしまう開発型でそれはちょっとオランダのものと違うようです。 諫早湾の干拓事業なんてその典型でしょう。 ここのところ、いろんな分野でアメリカ式が正しいような風潮のように思います。 物事がフェアでオープンに行われるようになるのは大歓迎ですが、 何もかもアメリカ的というのはちょっと・・・。 そのアメリカは今ハリケーンの事後処理がいまだに大問題になってます。 マーサ&ザ・バンデラスのヒット曲「ダンシング・イン・ザ・ストリート」にも出てくる ジャズの聖地ニューオリンズは壊滅的な被害です。 ぼくにはあれがアメリカ的なものの限界に思えてなりません。 経済至上主義ですべてを捉えたら、田園風景もなくなっちゃうのではと危惧しています。 来年もまた変わらず、潤いあふれる緑の季節がきますように。 実りの多い季節がきますように。
by slow-h
| 2005-11-07 18:44
| 雑記
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