ビートルズがサージェントペッパーを世に送った1967年、
その1年前には武道館で来日公演をやっていて、 たった1年で、同じバンドなのにその変化には、 当時ダイレクトに見ていた人は、 理解を超えた感覚だったでしょうね。 さて、同じ頃の日本はどうだったかというと、 なんとこの1967年の10月から ウルトラセブンの放映が始まっています。 円谷プロのウルトラシリーズのなかで、 圧倒的なクオリティを有しています。 そのウルトラセブンの放送開始50年記念のイベント 「モロボシダンの名をかりて」を 先日まで開催していた横浜・高島屋まで見にいってきました。 40周年のときにもたくさんこういったイベントを行ってましたし、 3年前には浜松でもイベントがあって、 モロボシダンの森次浩詞さんにもお会いできたので、 イベントそのものでのあまり新しい発見はないのですが、 以前は夏休みになるとルーティンのように出かけていたロケ地めぐりを、 イベントついでに10年ぶりにしてきました。 「狙われた街」に出てくる向ヶ丘遊園地駅前や、 「第4惑星の悪夢」に出てくるたまプラーザの団地、 それ以外にも砧公園付近のロケ地も。 特に今回初め足を運んだ「第4惑星の悪夢」や「ダークゾーン」にも出てきた 世田谷総合運動公園体育館には、相当感性が揺さぶられました。 とにかく昭和感が建物の外観だけでなく、 内部空間にも溢れていて、 ほんとしばらくそこに佇んでいたくらい。 とにかくミニマムなんです。 総合運動公園の体育館なので、客席もあるのですが、 フロアとめちゃくちゃ近く、 そのフロアは地下に掘り下げて造ってあるんですね。 外観も特徴的な三角錐で、 大きく見えるんですが、実際はわりと小さい建物なんです。 昭和の頃に描かれた未来な感じが、 ロケに選ばれた理由ではないかと思えます。 まだまだこういった発見、それをみて感じることがあるので、 もう封印しようと思っていましたが、 時々ロケ地めぐりもしてみようと思います。 それにしても、もし僕が今の感性をもったまま 1967年にティーンエイジだったら、 ビートルズを聴いて、セブンを観て、の毎日で とんでもないダメ人間になっていただろうなぁ。
by slow-h
| 2017-09-02 15:27
| 雑記
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