音楽ネタが続いてすみませんが、
ストーンズの新譜Shine A Lightです。 映画のサントラなので映像を見ないと難しいところですが、 音はやたらといいですね。 映画のほうはアメリカでは封切りされてますが、 日本では冬まで待たないといけないようですね。 ここのところ、ツアーをやるとライブのDVDは必ず発表してますが、 やはり映画監督(今回はマーティン スコセッシ)が カメラをまわして撮るとなるとかなり違うんでしょうね。 封切りが楽しみです。 前にもストーンズのライブは何度か映画になってますが、 ぼくが一番衝撃を受けたのは、 81年のアメリカンツアーを追った「Let's Spend The Night Together」 大学に入った年の夏83年に封切りされたんですが、 新宿まで見に行ったことをよく覚えています。 ストーンズはその頃すごいイメチェンをして、 このツアーのプロモーションだと思うのですが、 ジョギングしているミックの姿をミュージックライフ(懐かしい!!) で見た時にすごいショックだったのも覚えています。 で、その映画でもミックはアメフトのウエアで飛び跳ねていて、 見事健康的な80年代に生き残ることに成功したわけです。 でも、キースはというと、 革ジャンに細身のジーンズ、へたれたブーツで 重々しい表情で、左足でステップを踏みながら、 リフを刻むという登場の仕方。 とにかくかっこいいんですね。 その「Let's・・・」の監督はガンアクションの映画なんかでは 有名なハル アシュビーでした。 今回のサントラとも同じ曲が入っているんですが、 やっぱり前の方が圧倒的にいいですね。 「Just My Imagination」や「Shattered」なんかは やはり若さがないとグルーブ感が出ないですね。 あと、キースの歌う「リトルT&A」も、 スピード感がなくて今イチ。 ぼくの大のお気に入りの曲なので、ちょっと厳しい評価です。 でも考えてみればその「Let's・・・」から25年ですからね。 比べて評価するなんて馬鹿げてるかもね。 それだけの年月を経ても同じ曲を演奏してるってことが スゴいことですからね。 「Let's・・・」が一番衝撃だったというのは、 動くストーンズをそのときはじめて見たからということと、 そこでキースが弾くギターにある特徴を発見したからです。 キースがオープンGというチューニングにしていて、 さらに6弦をはずしているのは有名な話ですが、 僕はこの映画を見てはじめて知ったんですね。 で試したところ、コードとコードの間に なにか魔物でもいるような不思議なグルーブ感が得られて、 かっこ良く言うと、ロックンロールの神髄を体感した感じ。 今でもぼくのテレキャスは5弦のオープンGです。 よく考えるとストーンズは大人になってから その良さが分かるようになりましたね。 おそらくティーンエイジにオープンGを試しても、 気がつかなかったでしょうね。 今度の映画も何か新しい魅力が見つかると期待して、 冬まではサントラで我慢します。
by slow-h
| 2008-04-17 22:10
| 音楽よもやま話
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